化石を発掘できる場所
神戸市には、須磨区の白川から北区の藍那にかけて、神戸層群の凝灰岩の地層が広がっています。ここは、3,500万年前には湖だった場所(古神戸湖)で、当時、湖に沈んだ植物の化石を現在、発掘することができます。これらは、一例にすぎません。特に、須磨区の白川や北区の藍那では、注意して歩くと凝灰岩の露呈が分かるはずです。
ただし、しあわせの村では特に化石発掘は禁じていないようですが、そのほかの場所については土地所有者の許可なく立ち入ったり、発掘したりしないでください。罰せられます。
主な化石発掘場所
「しあわせの村」(神戸市北区)
(画像出典:しあわせの村)
しあわせの村の奥にあるキャンプ場の西端から階段で伊川に降りた付近で化石発掘ができます。手前にあるオートキャンプ場の場所とは別ですので、間違わないでくださいね。
また、しあわせの村では、少し南に位置する「神港園しあわせの家」の西側にある長い階段を下りてしばらく歩くと、凝灰岩が露呈しているところがあります。
県道16号線(神戸市須磨区)
県道16号線と阪神高速神戸山手線が交差しているあたりの近辺に、凝灰岩が露呈しているところがあります。
西鈴蘭台(神戸市北区)
神戸電鉄西鈴蘭台駅から県道52号線をしばらく西に向かって歩き、トンネルを出てすぐの北側に道に、凝灰岩が露呈しているところがあります。
藍那(神戸市北区)
神戸電鉄藍那駅近くに凝灰岩が露呈しているところがあります。また、藍那駅からしばらく西に向かって歩き、藍那小学校から続く藍那古道にも凝灰岩が露呈しているところがあります。